top of page

<実例>外壁塗装の足場を組んだとき、屋根の状態も確認されていますか?

  • 5 日前
  • 読了時間: 6分

少し離れた近所で外壁塗装工事をしているお宅を見かけることがあります。


足場が組まれ、塗装会社の広告幕が張られ、外壁や雨樋がきれいに塗装されていく。

工事が終わると、足場が外され、家全体が明るくなったように見えます。



ただ、そんな現場を見ていて、少し気になることがありました。





屋根は陶器瓦。

外壁は窯業系サイディング。

足場を組んで、外壁と雨樋の塗装をされているようでした。



屋根は陶器瓦なので、塗装の対象ではなかったのだと思います。

ところが、少し離れた場所から見ると、屋根の棟まわりにズレのようなものが確認できました。

工事の途中で、職人さんらしき方が屋根に上がっている様子も見かけました。

それが工事範囲外だったのか。施主様へ説明済みだったのか。こちらからは分かりません。

ただ、足場が外されたあとも、屋根の気になる部分はそのままに見えました。


現場を見る立場としては、少しもったいないことだと感じました。



足場を組む工事は、家の外回りを確認する大きな機会です


外壁塗装では、建物のまわりに足場を組みます。

足場があると、普段は見えにくい場所まで近くで確認できます。


たとえば、

・屋根の棟まわり・瓦のズレや割れ・雨樋の詰まりや変形・破風板や鼻隠しの傷み・軒天の剥がれや雨染み・外壁の継ぎ目やシーリング・サッシまわりの雨仕舞い


こうした部分は、地上から見上げるだけでは分かりにくい場所です。


外壁を塗るための足場であっても、せっかく足場があるなら、屋根や雨樋まわりも一緒に確認しておく意味は大きいと思います。


もちろん、見つかったところをすべて直す必要はありません。


大切なのは、まず状態を知ることです。


「今すぐ直したほうがよいところ」「数年様子を見てもよいところ」「次回の修理で考えるところ」

このように分けて考えることができれば、住まいの維持管理はしやすくなります。



屋根が塗装対象ではないから、見なくてよいわけではありません


陶器瓦の屋根は、基本的に瓦そのものを塗装する屋根材ではありません。

そのため、外壁塗装工事の見積もりでは、屋根塗装が入っていないこともあります。

しかし、屋根を塗らないことと、屋根を確認しないことは別です。


陶器瓦であっても、

・瓦のズレ・瓦の割れ・棟のズレや崩れ・漆喰の傷み・板金部分の劣化・谷まわりの詰まり・雨漏りにつながる隙間

などが出ることはあります。

塗装工事の対象に入っていないからといって、屋根の状態を一切見なくてよいとは言い切れません。塗装会社だから見てもわからなかったのかもしれません。


特に築年数が経った住宅では、外壁だけ、屋根だけ、雨樋だけと別々に考えるより、外回り全体を一緒に見たほうが安心です。




気付いたなら、声をかけるべきだったのか


このような話をすると、

「気付いたなら、そのお宅に教えてあげればよかったのでは?」

と思われる方もいるかもしれません。


正直、私自身もそこは考えました。


ただ、屋根のことを突然お伝えするのは、今の時代とても難しい面があります。


最近は、

「近くで工事をしていて、お宅の屋根がずれているのが見えました」

「このままだと雨漏りします」

「今ならすぐ点検できます」

といった声かけから、高額な工事につながるトラブルも耳にします。


そのため、たとえ善意であっても、面識のないお宅に屋根の不具合らしきことを突然伝えると、かえって不安にさせたり、営業目的と受け取られたりする可能性があります。


また、少し離れた場所から見えた範囲だけで、屋根の状態を断定することもできません。

よその会社が工事しているのに、ちょっと上がらせてくださいというわけにもいきません。


だからこそ難しいのですが、今回感じたのは、外壁塗装などで足場を組んでいるタイミングなら、工事に関わっている業者さんが、屋根や雨樋まわりも一緒に確認し、必要があれば施主様へ伝えることが大切ではないか、ということです。


お客様ご自身が屋根に上がって確認することはできません。


だからこそ、足場があるときに、見える人が見て、分かる範囲で状態を共有する。

それだけでも、住まいの維持管理には大きな意味があります。


※実際の不具合かどうかは、外から見える範囲だけでは断定できません。足場を組む工事の際は、外壁だけでなく屋根や雨樋まわりも確認しておくと安心です。




不安をあおることではなく、状態を共有すること


屋根や外壁の不具合を見つけたとき、大切なのは、すぐに高額な工事を勧めることではありません。

まずは、状態を正しく共有することです。


たとえば、

・どの場所に傷みがあるのか・今すぐ対応が必要なのか・数年様子を見られるのか・足場がある今、一緒に直したほうがよいのか・次回の工事でもよいのか

こうしたことを、写真や位置関係と一緒に説明してもらえると、お客様も判断しやすくなります。

「危ないです」

「雨漏りします」

「すぐやらないと大変です」

という言葉だけでは、不安が大きくなるばかりです。


リフォームは、不安をあおって決めるものではなく、住まいの状態を確認したうえで、必要な順番を決めていくものだと思います。




足場があるうちに確認しておきたい場所

外壁塗装や屋根工事で足場を組む場合、次のような場所は確認しておきたいところです。

・屋根の棟まわり・瓦や板金のズレ・雨樋の勾配や詰まり・破風板、鼻隠しの傷み・軒天の染みや剥がれ・外壁のひび割れ・サッシまわりのシーリング・ベランダや庇まわりの雨仕舞い

足場は、組むにも外すにも費用がかかります。

後から別の不具合が見つかり、また足場が必要になると、余分な負担につながることもあります。

だからこそ、足場を組む工事のときは、工事対象だけでなく、周辺部分も確認しておくことが大切です。



全部直さなくても大丈夫です

外回りの点検をすると、気になるところがいくつか出てくることがあります。

でも、見つかったところを全部すぐに直さなければいけない、というわけではありません。

今やること。後でもいいこと。様子を見ながら考えること。


これを分けるだけでも、住まいの管理はしやすくなります。

ふるさとリフォーム工務店では、商品ありき、工事ありきではなく、住まいの状態と、これからの暮らし方を見ながら、無理のない方法を一緒に考えます。

屋根、外壁、雨樋、サッシまわりなど、気になることがある場合は、「まだ大丈夫かな?」という段階での確認が一番安心です。

困ったときに、困った分だけ。今やること、後でもいいことを分けて考える。

外回りの工事をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

コメント


ロゴ
korona
jpg6
jpg8.
jpg7.
jpg10
jpg9

​TEL 097-507-4042

​〒870-0322大分県大分市恵比寿町10-14 定休日:不定休

​​      ※ご相談のお電話はいつでもどうぞ

  • Twitter

Oita,Japan

bottom of page