一枚張りフローリングの弱点とは?― 上張り工法と全面張替え、どちらを選ぶべきか ―
- 22 分前
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築年数の経った住宅の床を見ていると、「床がベコベコする」「歩くと沈む」というご相談をよく受けます。
その原因の一つが、**昔の住宅に多い“一枚張りフローリング”**です。
今回は、
・一枚張りフローリングの特徴・弱点・上張り工法と全面張替えの判断基準
について、現場目線でお話します。
■ 一枚張りフローリングとは
現在の住宅では、
合板フローリング
複合フローリング
が一般的ですが、昔の住宅では厚みのあるフローリング材を一枚で張る工法が多く使われていました。
見た目はしっかりしているのですが、長い年月が経つと、いくつかの弱点が出てきます。

■ 一枚張りフローリングの弱点
① 接着の劣化による“浮き”
長年の使用や湿気の影響で、
・接着力の低下・フローリングの剥離・浮き
が起きやすくなります。
その結果、
踏むとベコベコする床になります。
② 湿気の影響を受けやすい
昔の住宅は、
床下が土
通気が弱い
湿気が多い
という条件が重なりやすいです。
特に
・川沿い・低地・北側の台所
などでは、湿気の影響を受けやすくなります。
③ 部分的な補修が難しい
一枚張りの床は、
一部だけ張り替える
部分的に補修する
ということが難しい場合があります。
そのため、修理の判断が重要になります。
■ 床改修の方法は大きく2つ
床改修は主に、
① 上張り工法
② 全面張替え
の2つに分かれます。
■ 上張り工法が適しているケース
次のような場合は、上張り工法が有効です。
・根太(床の構造材)が健全・沈みの原因が表面材の劣化・大きな腐食がない・床の高さに問題がない
上張り工法は、
✔ 解体が少ない✔ 工期が短い✔ 費用を抑えられる✔ 生活への影響が少ない
というメリットがあります。

■ 全面張替えが必要なケース
逆に、次のような場合は床をすべてやり直す必要があります。
・根太が腐っている・シロアリ被害・床下構造の劣化・大きく沈む・床レベルが崩れている
この場合は、
・床下から作り直す・構造補修・全面張替え
が必要になります。

■ 一番大切なのは「壊す前に判断すること」
床が沈むと、
「全部やり替えないといけないのでは」
と思われる方も多いですが、実際はそうとは限りません。
大切なのは、
床下構造がどうなっているか
を確認することです。
構造が健全なら、上張り工法で十分改善できるケースも多いです。
■ 工務店としての考え方
私たちは、
・必要以上に壊さない・できるだけ今の家を活かす・暮らしへの影響を少なくする
という考え方で工事を提案しています。
床改修も、状態に合わせて方法を選ぶことが大切です。
■ まとめ
一枚張りフローリングは、
・接着の劣化・湿気・経年劣化
によって、浮きや沈みが出ることがあります。
ですが、
・上張りで対応できるのか・全面張替えが必要なのか
は、状態によって判断が変わります。
床の違和感を感じたときは、早めに確認することをおすすめします。
✉ こんな症状はありませんか?
・床がベコベコする・歩くと沈む・表面が剥がれている・台所だけ気になる
状態確認だけでも可能です。お気軽にご相談ください。




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