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濡れ縁造作工事(由布市S様邸)

  • 7597mook
  • 15 分前
  • 読了時間: 3分

以前、ご実家の蔵修繕工事でお世話になったE様よりご自宅の隣人の方のご紹介を

承りました。(以下蔵修繕工事記事 豊後大野市)


S様宅の濡れ縁は15年は経っていて、塗装されているものの腐食があり使用するには

不安のある状態になっていました。

そこで、今回は6mにもなる濡れ縁を作り直すのと、裏手のデッキの手すりの取り換え

を行います。

今回はヒノキを使用しました。


濡れ縁の寿命はどのくらい?素材別に見る耐用年数とメンテナンスのポイント


古民家や和風住宅に欠かせない「濡れ縁」。

外と内を緩やかにつなぐこの空間には、日本の美意識と暮らしの知恵が詰まっています。

しかし、屋外に設置されることの多い濡れ縁は、雨風や紫外線の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが不可欠です。

今回は、濡れ縁の寿命について、素材別にその目安や延命のためのポイントをご紹介します。


濡れ縁とは?


縁側は屋内のもので、対照的に濡れ縁とは、主に建物の外側、縁側のように設置される腰掛け用の板張りのことを指します。

軒がない、もしくは軒があっても雨に濡れる状態のものになり、外の景色を眺めたり、洗濯物を干したり、ちょっと腰掛けたりと、多目的に使える日本ならではの建築要素です。


濡れ縁の寿命は何年くらい?


濡れ縁の寿命は、使用されている素材設置環境メンテナンスの有無によって大きく変わります。以下は、素材別の一般的な耐用年数の目安です。


天然木(ヒノキ・スギ・ケヤキなど)

  • 寿命:約10〜15年

  • 【特徴】木の風合いが美しく、自然素材ならではの温もりがあります。

  • 【注意点】定期的な防腐・防虫処理、雨ざらしを避ける工夫(軒を深くする、カバーをかけるなど)が必要です。


ハードウッド(ウリン、イペなどの高耐久木材)

  • 寿命:約20〜30年

  • 【特徴】非常に硬く、耐久性・耐水性に優れています。高価ですがメンテナンスが楽。

  • 【注意点】重量があり、施工費が高くつく場合があります。


人工木(樹脂木・再生木材)

  • 寿命:約20〜30年

  • 【特徴】天然木に近い質感を持ちつつ、腐食や色褪せに強い。最近はエクステリア建材として人気。

  • 【注意点】直射日光で表面温度が高くなる、質感がやや人工的に感じられる場合も。


アルミ製

  • 寿命:約30年〜

  • 【特徴】軽量でサビに強く、メンテナンスフリー。現代住宅に多く採用されています。

  • 【注意点】和風の風合いはやや出しづらい。




濡れ縁を長持ちさせるポイント

濡れ縁を長持ちさせるには、次のような工夫が大切です。


  • 定期的な清掃と乾燥:木材は湿気に弱いため、掃除して落ち葉やゴミを取り除き、風通しを良く保ちましょう。

  • 塗装や防腐処理:木製の場合、数年ごとに塗料を塗り直すと耐久性が大きく向上します。

  • 雨水対策:屋根の形状や雨どいの設置で、濡れ縁に直接雨がかからないように配慮しましょう。

  • 設置場所の選定:南向きの日当たり良好な場所は、乾燥しやすく劣化が進みにくい傾向にあります。


まとめ

濡れ縁の寿命は、素材とメンテナンス次第で10年〜30年以上と大きく変わります。

和の風情を楽しみながら、長く付き合うためには、適切な材料選びと定期的な手入れが鍵です。

濡れ縁はDIYでも施工可能です。が、今回の程度のものになるとおそらく材料選定と準備・塗装・加工・仕上げ・片づけまで含めると一週間程度はかかると思います。


もし「そろそろ濡れ縁を交換しようかな」と思ったら、素材選びや施工方法についてプロに相談して依頼することもおすすめです。


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