和室を残すか洋室に変えるか、迷ったときの考え方
- 7597mook
- 13 分前
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「和室をどうするか」で迷うリフォーム相談、実はとても多いんです
リフォームの打ち合わせでよく聞くのが、「この和室、洋室にしたほうがいいですか?」というご相談。
たしかに、畳からフローリングに替えれば掃除はしやすく、ベッドや家具のレイアウトもしやすくなります。一方で、**和室には“日本の家ならではの良さ”**もあります。
今回は、工務店の立場から「残す」「洋室に変える」それぞれのメリット・注意点をまとめてみました。
1.和室を“残す”メリット
✅ 調湿性が高く、夏も冬も快適
畳や土壁は、湿気を吸ったり吐いたりしてくれる素材。梅雨時や冬の結露の季節でも、空気が柔らかく感じるのが和室の良さです。
特に大分のように湿度の高い地域では、和室を1部屋残しておくことで家全体のバランスが整うこともあります。
✅ 来客・法事・子育て期に使える万能空間
急な来客や親戚の集まり、赤ちゃんのお昼寝スペースなど、和室は「使い方を限定しない自由さ」が魅力です。
畳に布団を敷けば客間、テーブルを置けばリビング横のくつろぎ空間。将来の介護や同居にも転用しやすい点も見逃せません。

2.洋室に“変える”メリット
✅ 掃除・手入れがラクで、家具配置も自由
畳のメンテナンス(表替え・ダニ対策)に手間を感じる方は、思い切ってフローリング化するのも一案です。
最近は「木目調の温かみのある床材」も多く、和の雰囲気を残しつつ洋室化することもできます。
特にベッド生活が中心になったご家庭では、段差がなく掃除機がかけやすい洋室化が人気です。
✅ 断熱材・防音材を仕込むチャンス
床を張り替える際に断熱材を追加したり、壁裏に吸音シートを入れたりすることで、住み心地を一段上げるリフォームが同時にできます。単なる「床替え」で終わらせないのがポイントです。

3.判断のポイント|“誰が・いつ・どんな使い方をするか”
和室を残すか洋室にするかを決めるとき、一番大事なのは**「10年後の使い方をイメージすること」**です。
両親が泊まる/介護で使う → 畳を残すと段差が少なく布団も使いやすい
子ども部屋として使う → 洋室化して家具を置きやすく
趣味や書斎スペース → 半畳タタミや畳フロアで“和モダン”もおすすめ
「全部洋室にする」のではなく、“一部を和モダンに残す”リフォームが今は人気です。

🏠 工務店の現場から
実際のリフォーム現場では、「和室を全部フローリングにしたけど、やっぱり一部畳に戻したい」というご相談もあります。
和室=古い、ではなく、暮らしに合わせて残し方を工夫するのが一番の近道です。
お客様によっては、・洋室風の畳(カラー畳)・堀ごたつ付き和室・天井だけ板張り+畳のままなど、部分的なデザインリフォームで解決される方も多いですよ。
💬 まとめ
✉ ご相談ください
「和室を残すかどうか、家族で意見が割れている」「畳を活かしつつ洋風にしたい」など、そんなときは、現場を見ながら一緒に考えましょう。
ふるさとリフォーム工務店では、
“残す”和室リフォームも、“変える”洋室化も、どちらも得意です。お気軽にお問い合わせください。



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