【施工事例】床下の湿気対策に。ゼオライト調湿材を敷き詰め 大分市M様邸
- 7597mook
- 2 日前
- 読了時間: 3分
冬前は“床下の湿気対策”を見直す絶好の時期です
11月に入り、外気温がぐっと下がってきました。この時期は、床下の結露・湿気が目立ちやすくなる季節。
「床が冷たい」「カビのにおいがする」「床下の木材が心配…」といった相談を、この時期は特に多くいただきます。
今回は、お客様宅で行ったゼオライト系調湿材を床下に敷き詰める工事について紹介します。
床下の湿度が高いお宅に非常に効果的で、家の“足元環境”を整えることで、冬の冷えやカビ臭の改善も期待できます。
1.ゼオライトってどんな素材?
ゼオライトとは、火山灰が固まってできた天然の多孔質(スポンジ状)鉱物です。
▼ 特徴
湿気を吸って、乾燥すると吐き出す“調湿機能”
カビや菌の発生を抑えやすい
ニオイ成分を吸着する脱臭効果
地盤改良にも使われるほど安全性が高い
床下は、季節・天気・地形の影響を受けやすいため湿度の“上下”に強い素材がとても相性が良いです。
2.今回の工事内容
今回のお宅は築30年以上の木造住宅。長年、床下のカビ臭と湿気に悩まれていました。
▼ 床下点検で見えた課題
床下の湿度が高い
基礎内部の風通しが弱い
一部の木材に軽度の黒カビ
既存の調湿材は劣化して機能していない
▼ 実際に行った施工
既存床下のヒアリング(前回、他業者で半分まで竹炭を敷いたとのこと)
ゼオライト調湿材を床下全面へ敷設
3.ゼオライト調湿材を敷くと何が変わる?
▶ 1)床下のカビ・湿気の発生を抑える
ゼオライトが余分な湿気を吸うことで、床下の湿度が適正域(40〜60%)に近づきやすくなります。
▶ 2)家の“におい”が軽減
玄関や押入れのカビ臭が改善するケースも多いです。調湿と同時に脱臭機能が働くためです。
▶ 3)冬の“底冷え”が和らぐ
床下の湿気が減ると、冷気が床材に伝わりにくくなり、体感温度が変わります。
▶ 4)柱・梁・土台など木材の寿命を延ばす
湿気は木材を劣化させる最大要因。ゼオライトで湿度が安定することで、構造材の長寿命化にもつながります。
4.どんな家に向いている?(プロ視点)
以下の“チェック項目”に2つ以上当てはまる場合、調湿材の敷設はとても相性が良いです👇
▼ 床下湿気のセルフチェック
1階の床が冷たい・湿った感じがする
土台や大引きにカビ跡がある
畳や家具の裏にカビが出た
押入れに湿気がこもる
風呂や洗面の下がジメジメしやすい
近くに川・田んぼ・山がある(地形的に湿気がこもりやすい)
大分県の沿岸部(坂ノ市・臼杵など)は、特に湿気が溜まりやすい地域性があります。
5.施工の費用と工期の目安
▼ 調湿材敷き詰め
6〜8坪:8〜12万円前後
10〜12坪:12〜18万円前後※床下高さ・敷地環境によって上下します。
▼ 工期
半日〜1日で完了
床下に入る作業のため、室内の家具移動はほぼ不要です。
6.工務店の現場からのアドバイス
床下の湿気対策は、“見えない場所ほど効果が大きい” 工事です。
・ランニングコストがゼロでシロアリ予防にもつながる
冬の寒さ・底冷えに悩んでいる方には特におすすめです。
床下換気扇の提案もしましたが、電気製品だと壊れる心配があるからとの理由でゼオライト調湿材の敷き詰めになりました。
🏠 まとめ
ゼオライトは湿気を吸って吐く“天然調湿材”
カビ・におい・底冷えに効果的
冬前の11月は床下点検に最適
工期は半日〜1日、家具移動もほぼ不要
長く住む家ほど、床下環境の改善が効く
✉ ご相談ください(年末は点検強化月間)
「床下の様子を見てほしい」「調湿材と換気扇どっちが良い?」「基礎の状態も見てほしい」などお気軽にどうぞ。
ふるさとリフォーム工務店では、
床下点検 → 調湿材 → 換気改善 → シロアリ対策 までワンストップで対応できます。









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