こんなことだけど相談できるかなあという電話越しでお話しいただけたのは
大分市在住のH様です。
在来浴室(昔からあるタイル張りの浴室のこと)でコーキングが劣化しているので
出来ればやり直したいとのことでした。
H様は今年膝を手術されて足の曲げ伸ばしも困難とのこと。
二つ返事でお伺いいたしました。
コーキングはご自分でやる方も少なくないと思いますので、
今回は、そのコツみたいなものを三つお教えしたいと思います。
その① 養生八割!
塗装職人さんが良く言っている言葉ですが、コーキングも同じです。
養生一つで仕上げが変わるといっても過言ではないと思います。
マスキングテープで行うのですが、
まず、しっかり貼り付けること!貼ったつもりがふにゃふにゃと剥がれることが
よくみうけられます。マスキングテープも粘着力の違いがあるのでタイルなどに
粘着するものを用い、指などでしっかりと押さえつけましょう。押さえが甘い場合は
隙間からコーキングが侵入してしまうこともあります。
直線、曲線、直角をきちっとテーピングです。
その② プライマー塗布
コーキング剤によりけりですが、コーキング打ちをする前にプライマーを塗布しましょう。
プライマーとはシリコンの接着性を高めるものです。
絶対というわけではないです。少量の補修や、ご自分でDIYする程度なら省いても良いとは思います。
その③ 防カビ入りを選択
コーキングの種類は以前にもお話したかと思いますが、ここで使用するコーキングは
浴室、水廻り用の防カビ剤入りのものを使用しましょう。
商品名のところに小さく記載されているので、気を付けて選んでください。
あとは、コーキングを打ち込み、打ち込んだら素早くテープを剥がします。
テープの剥がしが遅くなれば、コーキングが固まり始めテープに引っ張られるようになり
仕上げが汚くなってしまいます。
なので最初は、全部を打ち込んでからテープを剥がすのではなく、
コーキング全体を区画に分けて、一部ずつ打ち込み、テープ剥がしをされると
失敗も少ないのかなと思います。
とはいえ、最初からなかなかうまくいかないので、失敗を重ね上手になっていきましょう。
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