今回の話は、リフォームの見積もりの話をしたいと思います。
リフォームのお見積もりは複数の項目からなるお見積もりとなります。
また、新築見積もりとも異なります。
具体的には、
新築見積もりの際は坪単価という言葉をよく聞きますが
リフォーム見積もりの際は施工箇所が限られているため、坪単価の代わりに平米単価で表現することがよくあります。
この場合、使う材料や工事設備のちがいで大きく単価が異なりますので詳細を説明し、ご納得いただくことが重要です。
また平米単価のかわりに材工一式という項目もよく使用されます。
材工とは、材料と施工費を一式で単価を提示することです。
施工側はその内容をよく理解し施主様に納得いただけるよう説明する必要があります。
ひどい業者になると、すべて一式工事としているため結局その工事が適正な価格か判断ができないような見積もりも存在しますので、ここは十分注意が必要です。
また、「この見積もりは適正な施工内容と金額なのか?」と不安な場合は、セカンドオピニオンのように他社へ相談することをお勧めします。
ここで注意したいのが、複数に相見積もりをする場合、価格だけで決めることのないようにしてください。
複数の見積もりをとった場合、同じ工事でも材料が違ったり、工事の進め方も異なる場合があります。また傷んでいる箇所へのアプローチの仕方もそもそも異なる考え方もあります。
例えば、床が傷んでいるという相談の場合
①既存の床を解体し、床材を張りなおす。(正攻法)
②床下の通気が悪いため、床下調湿材や床下換気を設備工事する。(多角的アプローチ)
③床が傷んでいる箇所が限られるため、無理な解体はせず新しい床材を上張りする。(予算の為)などです。
このような判断は、なかなか一般の方には判断しずらいと思いますし、リフォーム会社を名乗るものでも例えば経験の浅い営業のものや、そもそも他業種の方でもやはり難しいと思います。単にベテラン風な方が来たとしても、よく注意する必要があります。(実際、年齢がいった異業種途中入社の社員は、お客様信頼のために肩書を早期に与えたりするとききます)
まとめになりますが、お家のリフォーム工事は一度で終わらず長いお付き合いになることが必須です。
工事金額や会社のネームバリューだけで決めずに、たとえ弊社でなくとも信頼できる人とかかわることが最良だと思います。
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