全部直さなくても 大丈夫です
大分の築古戸建てを“今の暮らしに合う家”へ
築30年、40年、50年。古い家に住み続けていると、「そろそろリフォームしたほうがいいのかな…」
そう思う場面が増えてきます。
でも、どこまで直すべきか分からない。全部やる話をされそうで不安。
そんな気持ちを抱えたまま、相談をためらっていませんか。
ふるさとリフォーム工務店は、大きな工事を前提にしたリフォームは、あまり勧めません。
家の状態と、これからの暮らし方を見たうえで、「今やるべきこと」と「まだやらなくていいこと」を分けて考えます。
見積もりの前に、「直すべきかどうか」を一緒に整理する。
そんな相談から始めていただけます。

私の実家の話
私の実家は、臼杵市にある築40年以上の木造二階建ての家です。
祖父や父がいた頃は、ここで自転車屋を営んでいました。
今はもう店を閉じていますが、私にとっては子どもの頃からたくさんの思い出が残る家です。
昔の家ですから、夏は暑く、冬は寒い。
断熱材もほとんど入っておらず、お風呂は昔ながらのタイル張り。段差も多く、「バリアフリー」という言葉とは無縁のような家でした。
私は三人兄弟の真ん中です。兄は福岡、妹は大分市へ。
子どもたちが家を離れたあと、母は長い間、この実家で一人暮らしをしていました。
数年前、母が大きな病気をしたことがあります。
その時、私は母に聞きました。
「一人暮らしが大変になったら、こっちで一緒に暮らしてもいいんやけんな。」
すると母は、
「ありがとう。でもまだ元気やし、友達もおるしな。何十年も暮らした家やけん、まだ離れたくないんよ。」
そんなことを話していました。
その時に気づいたことがあります。
私が一番リフォームをしてあげたいと思っていたのは、実家の母のような人だったのかもしれません。
古くなったからといって、みんなが新しい家へ住み替えたいわけではありません。
寒い。
段差がある。
お風呂が使いにくい。
床が傷んできた。
不便なところはいくつもある。
それでも、長い年月を過ごしてきた家には、その家にしかないものがあります。
泣いたことも、笑ったことも。
子どもたちが大きくなっていったことも。
柱には子どもの成長を刻んだ跡が残り、家のあちこちに、その家族だけの思い出があります。
母は三年前に亡くなりました。
おかげさまで、最期まで住み慣れたこの家で過ごすことができました。
今振り返ると、母が「まだこの家を離れたくない」と言っていた気持ちが、以前よりもよく分かるような気がします。
最近は、離れて暮らす息子さんや娘さんから、
「実家の親が心配で」
というご相談をいただくこともあります。
帰省した時にでも、一度聞いてみてください。
「家のことで、不便なところはない?」
うちの母なら、
「もう古い家やけん、どこもかしこも悪いわ」
と笑っていたと思います。
でも、全部を新しくする必要はないと思っています。
今、直した方がいいところ。
少し工夫すれば暮らしやすくなるところ。
まだそのままで大丈夫なところ。
その家でこれからも暮らしていく人と、一緒に考えればいい。
古い家には、古い家なりの良さがあります。
築40年。
まだまだ40年。
住み慣れた家で、もう少し暮らしやすく。
そのお手伝いが、私にはできます。