およそ5か月前にご相談いただいた、H様邸の雨漏りの確認。
ようやく雨水の侵入箇所を突き止め、無事に止めることに成功しました!
どこから話していこうかと思いますが、雨漏りの入る箇所は髪の毛の太さがあれば
どこからでも入ってきます。
箇所の特定もせずに、いきなり大掛かりな塗装工事や屋根工事を行うのは予算がかかり非効率です。怪しい箇所から順を追って雨水の侵入を阻止しましょう。
今回おこなった作業は以下になります。
①天井裏の染みの確認
②雨水なのか、動物の侵入なのかの特定作業
③一階の天井裏なので、二階の天井裏の確認作業
④造りが軽量鉄骨造+木造で特定箇所の目視確認が困難
⑤一階と二階の外壁の繋ぎ目箇所を重点的に防水作業
⑥屋根に上がり、瓦の侵入箇所、破損箇所を確認及び防水作業
⑦ホースで水をかけたり、実際雨が降るときを見計らい確認作業
⑧二階外壁の目地より雨水進入が確認でき、そこを防水作業
⑨再度ホースで水をかけたり、実際の雨を見計らい最終確認作業
となりまして、雨水進入を止めることができました。
結果として、外壁の縦目地部分からの侵入箇所が特定できたわけですが、
外壁施工的には、そこから侵入するはずもない納まりのところから確認できた次第です。
厳密に原因を特定するとなると、外壁をある程度剥がしてみないとわからないところですが
費用的にも工事規模も大きくなることから、今回は外部より防水工事のみで
事を納めることになりました。
幸いにも、漏水している天井裏に桶を設置していて工事期間はそれ以上大きな被害になることはなかったので、安心して工事を執り行うことができました。
しかし、場合によっては室内が水浸しという状況も過去に何度も経験していますので
やはり雨漏れは怖いなと再確認いたしました。
雨漏りなどはデリケートな工事なので、外部がわかる写真などは控えさせていただきます。
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