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納戸床 修繕工事(大分市I様)

以前にもお庭の工事や内部の修繕工事をしていただいたI様より

修繕箇所の相談をいただきました。


お話を聞くと、

階段下の納戸の床の部分がフワフワするとのことでした。


私も確認しましたが確かに入口に近いところの部分がフワフワします。


おそらく床下の湿気からくるものと、入り口付近で一番人が上がり降りして踏んでいるからかと考えます。




ただ床下の根太という横木はしっかりしていましたので、施主様と話し合いの上

既存の一枚張りの床板の上からもう一枚上張りしてしまう方法をとることにしました。

前回浴室脱衣所の床を修繕していたのでこちらも床の状態は把握済みです。



メリットとしては、既存の床を解体することなく、建物への負担や予算面も軽減できます。

デメリットとしては、解体はしませんので床下の状態は厳密に確認はできませんので施工するものの経験や知識から想像し行います。逆に言うと素人の方や住宅営業の不慣れな方にはこの判断はできかねると思いますのでご注意ください。

また、床板を上張りするので、当たり前ですが新しい床板の分段差ができます。

通常床板の厚みは12㎜ですのでこの厚みが段差となります。


今回は納戸という場所なのとその納戸の開き戸の敷居がそもそも段差があったので上張りで行くという判断になりました。




既存の壁と床に見切り材という巾木のようなものが付いています。これは、装飾の意味合いや壁と床の小さな隙間隠しなどの用も満たします。


納戸ですので装飾の意味合いはなく、隙間隠し用だと思いますが、これを外します。

そして下の床板と上張りの床板の重ね接手が弱点となるので継ぎ目は重ならないよううまくずらして上張りします。


築年数の経っている住宅などは特に床の直角や幅なども違っている場合が多いので、壁に合わせて帳尻を合わせながら微妙なカットを何度もしてすり合わせていきます。



大工さんや内装屋さんもそうですが、一番やりやすい施工は、新築の大空間です。

下地も新しく、作業も快適にできます。人も複数人で出来ることも重要です。


逆に難しいのは、繰り返しですが建物のゆがみなどが出ている場所。下地が悪い箇所。

また、トイレや床下、天井裏など作業性が悪く複数人で作業しずらいところになります。


このようなところは、一般的な見積単価とは整合性が取れない箇所になります。

一般的な見積単価とは異なる場合が多いので注意しましょう。




床板を張り、見切り材を取付完成です。

床も二重になりしっかりしました。

作業時間は準備や片付けも含めおよそ半日でした。





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