今回工事するのは、昔からあるタイル張りのお風呂を
ユニットバスに工事するものになります。
三年前よりお付き合いのあるお施主様宅を工事することとなりました。
通常の浴室工事と違う点が大きく3点あります。
1.浴室の天井が勾配天井であり天井高が低い点
2.脱衣室が存在しないので新しく設ける点
3.窓などの開口部を無くす点
以上です。
1.浴室の天井
既存の浴室天井がそもそも外部の屋根勾配に沿ったもので
これ以上天井高を上げることができない場所にありました。
そこで、複数のメーカー商品を検討した結果、トクラス社の浴室を
設置することといたしました。
理由としては、天井高の低い勾配天井に対応していた点と
脱衣室となる床の高さとバリアフリーに対応していた点になります。
2.脱衣室が存在しない
私の実家もそれに当てはまりますが、昔の浴室には脱衣所なるものが
ないことも往々にあります。
今回の現場でもそれにあたり、隣にある現在使用していない男子トイレを
改修することによりそこを一畳ほどの脱衣室に変更します。
また、洗濯機もそこへ設置して無駄のない動線にすることとします。
3.窓などの開口部を設けない
既存浴室に一間の窓と勝手口が設けられていましたが、今回は
思い切ってその両方を無くしてしまいます。
浴室に窓がなくて大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、
なくす理由としては
・窓からの熱損失を無くし断熱効果を高める
・窓の交換や工事費を無くし予算の削減に努める
・生活スタイルから日中利用することは考えにくく、窓のある利点が少ない
などです。
マンションやホテルなどはそもそも外壁側に浴室がなく窓がない場所も多いです。
戸建住宅では新築などではまだそんなに見受けられませんが、
リフォームにいたっては、窓無ユニットバスも最近は増えてきています。
いくら補助金が出るからと言って、不要なものは省いたほうが断然お得です。
現場は現在解体などの状態です。
やはり腐食がなかなか進んでおり、百戦錬磨の職人さんたちも頭を悩ませるものですが
精一杯の対応をしていきます!
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