整理収納の思考編ということで今回はお話をしたいと思います。
まずは、そもそも物が多くなるということはそれだけ受け入れスペースがあるということ。
足の踏み場もないという場合は四の五の言わずに片づけが必要ですが、それ以外の場合は実は生活スペースに余裕があり今すぐ片づけを行わなくても毎日の生活に支障がない場合が多いという事実です。
マンションや賃貸物件の場合は、1DK・2LDKのように限られた部屋数ですし、外部にも物置やお庭も限られてくるので片づけや物の数を増やさないということは死活問題です。
仮にそれ以上に例えば趣味の物や仕事で使うものなどが増えれば、レンタルスペースを借りる必要があったりそもそももう少し大きな賃貸物件に引っ越す必要が生じます。
つまり見方によると、物を増やしてしまうとお金がそれだけかかってくるということです。
その考えでいくと、物を増やす際に一度本当に必要かどうか考えてみるアクションが発生します。
例えば、Tシャツを一枚購入する場合は、一枚捨てる。
靴を一足買う場合も一足捨ててしまう。
食器を買う場合も無駄に増やさない一個買ったら一個捨てる。
捨てられない場合は、購入を控えるなどの思考が生まれます。
コレクションなどする場合でなければ、このように一定数を保つようすれば無駄な出費も控えることができ、物も増えずに一石二鳥です。
荷物を収納するスペース(押し入れ)なども、あれば買ってしまいます。(セールの時など)なければ買い控えるのではないでしょうか。リフォーム時に無駄に収納スペースを増やさないや、今ある押し入れを活用しやすいように収納を作り直すというのも手です。
それ以外にも、よくあるのが階段やテレビの前、食卓や玄関などそもそも物置でないところに物があふれてしまう現象です。
無意識にちょっと置くのにちょうどいい棚替わりですよね。
アメリカの心理学者が唱えるもので「割れ窓理論」というものがあります。
これは、窓ガラスを割れたままにしておくとその建物は十分に管理されていないと思われ
ゴミが捨てられ、地域環境が悪くなり、犯罪が多発するようになる。という犯罪理論です。
さすがに整理収納と犯罪とでは規模が大きく異なりますが、階段に一つ物を置くと、不思議かな家族のみんなが知らぬ間に次々と物を置いていく現象がありました。私の実家で。
思考としては近いものがあるのではないかと思います。
窓ガラスが割れているから、落書きをされる。
ごみが捨てられているから、不法投棄される。
物を置いているから、次々と物をこずんでしまう。などです。
あとは捨てられないもの代表格として、故人の品です。
着物に洋服、などが特に多いのではないでしょうか。
これらの物は、例えば写真に撮っておさめたり、着物や洋服はリメイクして使用したりするという手もあります。調べれば大分にもいくつもお店があるので相談してみるのも手ですね。着物も洋服にしてみたり、生地を切りとって額縁に入れ飾ってみたりも良いと思います。
まとめとして
①無駄なものを家に置いておく場合、本来お金ががかかってるんだよという意識を持つ。(仮にコンテナ6畳で月何万円かかるという意識)
②簡単な考えで物を置かない。次第に増えてゆくから。(家族で意思統一)
③思い出の品などは、例えば写真に収めたり、洋服や着物であればリメイクして使用したりしてタンスの肥やしにしない。
ここまでの整理をしようと思うととても一日では終わりません。
家族の方とも話し合い、無理無駄なく片付けの道を進めるとともに、
物を増やさないという共通認識も必要となりますね。
またその際、力添えが必要な時はご遠慮なくご相談ください。
よろしくお願いいたします。
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