新築やリフォームで用いる材料のことを建材と呼びます。
毎年建材メーカーから多様な商品が開発発売されています。
身近なところで言うと、床材なんかもその一つです。
それではリフォームで床を選ぶ際どのように選びますか??
・工務店さんがおすすめしてくれたもの?
・テレビや雑誌で取り上げられたもの?
・自分で近くのお店やネットで手に入れられるもの?
よくある床の種類をご説明したいと思います。
その① 無垢材の床フローリング
杉材やヒノキ材などの無垢の床材です。
<メリット>
・見た目や肌触りが良い。
・木の香りがする。
・木が好きな方には所有欲が満たされる。
<デメリット>
・材料費や施工費が他の物に比べるとかかる。
・傷や汚れがつきやすい。(それも味ととらえるとメリットにもなる)
・床一枚一枚がデザインが異なるし、呼吸をするので時に床鳴りや隙間が生じる。
その② 複合フローリング
木の材料ですが、薄い単板を重ねデザインやサイズを規格化。大量生産しやすい。
<メリット>
・木の床を使用したいが、コストやメンテナンス手間をかけたくない場合。
・表面にコート処理されているものが多く、傷や汚れにも強いものが多い。
・湿気などにも強く収縮などもしにくい。施工性の向上にもつながる。
<デメリット>
・表面にコート処理してあるので、木の肌触りなどは感じにくい。
・新築のLDKなどに最も使用されているので、他の住宅と差別化がしにくい。
・年月を重ねたときの味わいが無垢材と比べると感じにくい。
その③ クッションフロア・フロアタイル
塩化ビニル製の工業製品。クッションフロアはクッション性があり、フロアタイルはクッション性がない。施工は接着剤で行う。賃貸物件に実績多用。
<メリット>
・比較的安価におこなうことができる。
・表面の柄も多種多様(木目、タイル柄、石目調などなど)
・施工時間もフローリングに比較すると短縮できる。貼替が容易。
<デメリット>
・クッションフロアは重量物の跡がつきやすい。
・木目柄はやはり偽物感がある。(選ぶなら木目柄以外がオススメ)
・木のような雰囲気や味わいがない。ただの経年劣化になる。
大きく分けるとこのようなところでしょうか。
かくゆう私の自宅は、居間・寝室共に無垢のフローリングを施工しました。
およそ五年以上は経ちました。
もちろん、先にお話しして通り、子供が走りまわったり、おもちゃを何度も床に落としたりして傷が多数。(汗)日焼けもしますし、床鳴りもたまには起きます。
が、肌触りがよく、子供もいまだに寝ころびます(^^)
年に一度は私が、床拭きをしっかり行い、WAXも腰をいたわりながら掛けなおしたりする手間がかかりますが、まあそれもいいんじゃないでしょうか。
結論
肌触りなどを求めるのであれば無垢材ですが、
メリットデメリットを考え適材適所で使用すべし!
クッションフロアも水廻りやトイレなどには積極的に採用も◎。
複合フローリングなども部屋によっては使い分けで◎。
全ての部屋を足し算するのではなく、時に引き算が大切!
掛けるところと掛けないところのバランスが必要になります。
どれがどれだかわかりますか??
無垢材、複合フローリング、クッションフロアの順です。
コメント