前回の記事の続きです。
雨漏りをようやく止めたところで、いよいよ内装工事にとりかかります。
事前に屋根下地を確認するため天井はすでに解体済みなので、大工工事にとりかかります。
天井は新規で木下地を組んで断熱材も設置します。
屋根裏通気のところに隙間が空いていたので、充填剤で虫や鳥などが侵入しないよう
隙間を埋めてしまいます。
木材は3mの野縁を使用します。
最近は木材のみならず建材やちょっとした資材もどんどん価格が上がってきています。
野縁を組んだら、グラスウールという断熱材を仕込みます。
ここで、当初予定になかった天井点検口も設置しました。
なぜかというと、今回雨漏りして、止まってはいるものの何かあったときにすぐに確認と対応ができるようにです。
ちょうど和室の隅に設置しておけば、雨漏りした箇所の近くになるので場所もちょうどよかったです。
仕上げはクロス貼りです。今回は和室の要素もだいぶ残るので和室にも合うような網代柄のクロスを選択し、施主様にお勧めしました。
壁は綿壁でしたので、既存の状態を確認し、傷んでいる箇所は一部剥ぎ取り、その上からベニアを張りつけます。
大壁という柱を隠す仕上げと真壁という柱を見せる仕上げが和室にはありますが、今回は真壁で行きます。
仕上げはこちらもクロス貼りです。
今回は天井に柄物をもってきたのでシンプルに織物調のクロスです。
クロスの柄を選ぶ際は、何十種類と種類があります。
見たことない方だと興奮し、はりきってカッコいい柄や珍しい模様などを選びがちにもなりますが、そこは部屋全体を注視しバランスをとって足し算ばかりでなく引き算もすると良い雰囲気作りができると思います。(家具家電も設置することを考えておくとなお良し)
床は既存の畳が表替えができたので表替えで対応しました。
また余談ですが、今回新規エアコン設置を想定し、分電盤より専用回路をひっぱったのですが電気の線が恐らくネズミでしょうか、かじられて危険な状態でした。
見つかってまた修理できてよかったです。(カバー写真)
続く
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