リフォームでの失敗談（キッチン）

対面キッチンはおしゃれで人気がありますが、実際にリフォームしてみると

「こんなはずじゃなかった！」という失敗も少なくありません。

実際の失敗談をいくつか紹介し、それぞれの対策も合わせて解説します。

1. ニオイがリビングに充満…換気不足の失敗

失敗談​: 「家族と会話しながら料理ができるのが魅力で対面キッチンになったけど、料理のニオイがリビング全体に。特に焼き魚や揚げ物のときは大変…。消臭スプレーを使ってもなかなか取れない。」

対策

✅ 換気扇の能力を確認し、吸引力の高いレンジフードを設置する（同時に排気型や整流板付きがおすすめ）。

✅ 換気扇の位置を見直し、コンロ上部の排気が効率よく流れるように。

✅ リビング側に窓を設置し、空気の流れを作る。

2. 収納が足りないず、モノが溢れている…

失敗談: 「対面キッチンにしたら背面の収納スペースが思ったより少なくなり、調理器具や調味料が置いてある。結局カウンターの上に余計に物を置いてしまい、スッキリしたはずのキッチンがゴチャゴチャ…。」

対策

✅ 背面収納（カップボードやパントリー）をしっかり確保する。

✅ 吊り戸棚の設置を検討する（圧迫感を恐れなければガラス扉やオープン棚に）。

✅ カウンター下にも収納スペースを作る。

3. リビング側からシンクの中が丸見えに…

失敗談: 「家族やお客さんがいるリビング側からシンクの中が丸見えで、洗い物がそのままだとすごく気になる。キッチンをおしゃれに見せたかったのに、生活感丸出しになってしまった…。」

対策

✅ カウンターの立ち上がりを15〜20cmほど高くする。

✅ シンクの位置をリビングから少し奥まった場所に配置する。

✅ 目隠し用のパネルや造作壁を設置する。

4.水ハネや油ハネで床が汚れる…

失敗談: 「料理中に水や油がはねて、気づいたらリビング側の床がベタベタに…。特に床だと掃除が大変で、こまめに拭かないとすぐに汚れが目立つ。」

対策

✅ シンクやコンロ周りに透明ガラスやパネルを設置。

✅ キッチンマットや撥水性のある床材を活用する。

✅ 水ハネしにくい深型シンクを選ぶ。

5. カウンターが使いにくい…たかさの問題

失敗談: 「カウンターで食事や作業をするつもりだったのに、高さが合わなくて結局使わなくなった。イスを買い替えたけど、今度は座り心地が悪くて中途半端なスペースになっている…。」

対策

✅ カウンターの高さを使い方に合わせる（食事用なら85cm前後、作業用なら100〜105cm）。

✅ ダイニングテーブルと言うなら、統一感のある高さを設計する。

✅椅子も事前に選び、座ったときの高さを確認する。

6. 家電の知恵不足…問題の展望

失敗談: 「ミキサーや炊飯器を使う予定だったのに、コンセントの数が足りずに延長コードを使うことに注目。ながらおしゃれなキッチンにしたのに、コードが見えてごちゃついてしまう…。」

対策

✅ カウンターや背面収納に十分な数のコンセントを設置する。

✅ 使う家電の配置を事前に計画的に決め、コンセントの位置を設置する。

✅ カウンター下や壁面に隠れるように設置する工夫をする。

まとめ

対面キッチンは開放感があり、家族とのコミュニケーションも取りやすいですが、設計や計画を間違ってしまうこともあります。 実際の失敗談を参考に、リフォームの際にはしっかり検討しましょう！