セメント瓦の塗装工事について
今回は「セメント瓦の塗装工事」について詳しくお話します。屋根は建物を守る重要な部分であり、その中でもセメント瓦は耐久性やコストパフォーマンスに優れていることで広く利用されています。しかし、経年劣化により色あせやヒビが発生することもあります。塗装工事を行うことで、見た目を美しく感じるだけでなく、屋根の耐久性を高めることができます。
W様邸の状況は、築年数が経っておりその間一度ご主人が自ら塗装をしたとのことでした。
しかし、その後十数年はそのままにしており、劣化も見受けられる状態です。
内装を今年おこなわせていただいたつながりもあり、当社に屋根塗装もお任せ下さいました。
塗装
セメント瓦の塗装工事は、以下の手順で進められます:
① 現地調査と診断
まずは屋根の状態を詳しく調査します。劣化の程度やヒビ割れの有無を確認し、適切な施工計画を立てます。
②高圧洗浄
長年耐えた汚れやコケを高圧洗浄で取り除きます。 塗料の密着性を高めるための重要な工程
③ 下地処理
ヒビ割れや欠けた部分を補修します。また、必要に応じてプライマーを塗布し、下地を整えます。
④塗装作業
通常、3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が行われます。これにより、均一で耐久性のある塗膜が形成されます。
⑤ 仕上げと確認
施工後、塗装の仕上がりや防水効果を確認し、作業完了となります。
一般的に、セメント瓦の塗装は10年に1回程度が目安です。 なお、劣化が進行している場合は早めの対応が必要です。 定期的な点検を行い、適切なタイミングでメンテナンスを実施しましょう。
発見
作業を進めていく中で、気になる外壁の穴を発見しました。
ちょうど屋根と軒の取り合いの狭い箇所です。
おそらく小動物が侵入するであろう穴です。
恐る恐るその穴の室内天井裏も確認しました。
すると、ミツバチであろうハチの巣が発見できました。
目視ではハチが確認できませんでしたが、その穴より小動物やミツバチやスズメバチなども出入りしていた形跡も確認できました。
もちろん今回の塗装でその穴も塞ぐようにしました。
と同時に、その他侵入口がないかも調査しました。
そもそも、二階の部屋の天井に染みがあることを施主様も不安に思っていました。
もしかしたら、動物の死骸でもあるのではないかと気味悪がっていましたので、
今回の報告を聞き白黒はっきりしたので安心しましたとのことです。
既存屋根写真
直径5センチ程度の穴発見
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